開発の秘話
HOME >  かたらいS  > 開発の経緯

失われた機能獲得したいチャレンジャー2名

1人目 M・S氏
(発症H18年8月 左半身麻痺)

2人目 M・S氏の友人T・K氏
(発症H23年6月 右半身麻痺)

■かたらいS使用開始 H25年2月6日~

開発に向けた挑戦の秘話

「社員の体験で開発・・」失われた機能を奪い返そう。強い意志と継続で!

2006年8月、当社従業員が脳梗塞になり、手術入院・退院。2年目M・S氏は、極簡単仕事に。週3回リハビリ通院を約2.5年皆勤で頑張ったが、一向に手の拘縮状況や動作機能改善なし。

具体的な病院でのリハ内容や、感触の話し、リハ時間が短い実態が知らされ、在宅でももっとリハ運動をやりたい・・・。しかし、機器がない、動力機器は高価、多台必要・・・。

ならば「作ればいい」、「同じように苦しんでいる人のためにもなる」と開発挑戦がスタートした。
M・S氏は機械仕上げ国家検定1級の持ち主。毎日、実証使用しては開発項目の改善が日課となり、自信作が、「ものづくり」当事者目線の「かたらいS」が完成。

完成までの年表

M・S氏 (S12年3月生まれ)

H18年8月23日 発症 左半身麻痺 1級
・かなりひどく椅子にも座れない。左に倒れる。1年後に杖使用姿で軽作業に。
通院するために遅刻・早退を理解して、全力でリハビリ。

完成までの年表

開発のプロセスで大金星

日本人間工学会グッドプラクティス賞 優秀賞受賞

平成25年度日本人間工学会人間工学グッドプラクティス優秀賞 受賞

※画像クリックで拡大

平成25年度日本人間工学会人間工学グッドプラクティス優秀賞 受賞

「かたらいS」は、社員の脳梗塞(左半身完全麻痺1級)の戦いから生まれた、運動機能障害者のための運動機器です。 社員と失われた機能をじっくり分析し、いろんな筋肉を使う繊細な動きが、私たち体の神秘で、能力の奥深い可能性であると感じました。だから、なるべく早く、なるべく多く、無理なく動かすことが必要と考え、在宅での通院と通院の時間を残された自分の能力で、リハ運動し、失われた箇所を運動させる「自己他動方式」としました。

そして、この「かたらいS」は、車椅子からチャレンジできる運動機器とし、日常の生活リズムで、いろいろと自分に合った運動も工夫できます。それは、体験社員が発症者立場目線の運動を追及した結晶で、下記の如く多くの機関の皆様に指導を頂き完成しました。

「失われた機能を必ず取り戻す!」。人体の素晴らしい能力への挑戦を「5秒1節」のゆっくりリズムで行う。継続した努力は必ず報われると、日常生活に復帰した社員に接して確証しました。また、開発過程で日本人間工学会より優秀賞で評価をいただきました。

有限会社京和工業 代表取締役 安部一祐

TEL:055-988-5959